祝儀&香典の包みのマナー
お子様にも伝えてほしい。素晴らしい日本の文化
みなさんが祝儀袋または香典を持参するときどのように持っていきますか?
まさか、『のし袋を買ったときのビニール袋に包んで持っていくわよ。』という方はいらっしゃらないですか?
時に男性が上着の内ポケットから、女性がハンドバックからビニール袋に入ったのし袋を出すのを見かけます。
そんなとき正直がっかりです。どれほど高級なスーツにブランドのバックを持っていても貴方の『評価』は急落下です!!
些細なことと思われるでしょうが、意外と他人はあなたを見ていますよ(笑)
もしあなたが、そしてご主人が『ビニール派』ならば、今日からは是非『袱紗(ふくさ)』をお使いになって下さいね。
袱紗とは風呂敷の『小さいバージョン』で主にのし袋を包むのに使います。
ではなぜ 袱紗を使うのか?
それは熨斗袋の水引がくずれたり袋が皺になったり汚れるのを防ぐ為です。
そして先方の心中や祭礼を重んじ、喜びや悲しみを共にする気持ちを表しています。
金銭を熨斗袋で金封した上でなおかつ袱紗で包むという肌理細やかな心遣い(マナー)なのです。
素晴らしい日本の文化ですね。
包み方は?
包み方ですが、お祝いの時と悲しみの時は包み方が違います。
いざという時に慌てないよう、豆知識として覚えてくださいね。
色は?
そしてもう一つ袱紗の色ですが、
赤や朱はお祝いに使います。
悲しみの時はグレーや紺などを使います。
紫はどちらにも使えますので、これから一枚用意される方には紫をお勧めします。
このような心遣い(マナー)・文化は是非お子様にも伝授なさってくださいね。
それもまた、ママの大事なお仕事の1つです。
プレシャス・フィニッシングスクール マナー講師 植木 典子
もっと日本の女性は綺麗になれるはず!という思いのもとプレシャス・フィニッシングスクールをされています。これはエレガントな女性に必要な立ち振る舞い、所作そしてマナーを学ぶスクールです。