シリーズ「ミセスモデルへの道」~第三回・艶やかな髪のヒミツ
オーディションの決め手は艶やかな美しい髪
先日、あるショーの40代のモデルの選考がありました。
沢山のエントリーの中から選ばれたモデルさん達に共通していた事、それは、「髪の美しさ」でした。
美容の悩みのトップ3には、常に「髪の老化」が入るそうです。
女性の髪は年代によるホルモンバランスの変化、ストレスによる生活環境などに応じて大きく影響をうけます。
今回は、ミセスモデルのようにいつまでも美しい髪を保つ方法、「女性の髪の毛のケア」のお話しです。
憧れるのは、射干玉(ぬばたま)の黒髪。
皆さんの理想の髪はどのようなものですか?
最近、私は自分の娘に「美しさ」を感じる瞬間が多々あります。
それは、若さから感じるものだと思いますが、特に、美しく健康的な黒髪には、思わずはっとため息が出てしまいます。
日本では、美しい髪の例えで、射干玉(ぬばたま)の黒髪、みどりの黒髪、鳥の濡れ羽色などがありますが、若い女性の髪は、まさに自然の色彩を感じさせる艶やかで美しい黒髪。
人々の理想であり憧れです。
生やすケア
髪の毛のケアは、2種類。
では、憧れの美しい髪を手に入れる為に、何をすればいいのでしょう?
まずは、健康な髪を「生やすケア」が必要です。
食生活や生活リズムを見直すだけで、綺麗な髪が生えやすくなります。
食生活
美しい髪は良質のタンパク質で出来ています。
その材料は、アミノ酸、ビタミン、ミネラルです。
注意しなければならないのは、ダイエットをしている女性は栄養素が不足がちになる事。
栄養素は心臓や腸など重要な臓器へと優先的に消費されてしますので、残りの栄養素が十分でないと、きれいな髪を作ることができません。
バランスの良い食事を摂ることが基本ですが、カロリーの摂りすぎが心配なら、サプリメントで調整するといいですよ。
女性ホルモン
女性ホルモンは、肌や髪を守るホルモンです。
悲しいかな、年齢とともに女性ホルモンは減少します。
減少するにつれて、髪は細くコシが無くなり、スタイリングも上手くいきません。
女性ホルモンの分泌を促す食材は、アボカドやアーモンド、大豆などで、ホルモンと似たような働きをし体を助けてくれます。
また、体を温める生姜やハーブティを積極的に取り入れてみましょう!
一日の終わりにゆったりとした半身浴をすることも効果があります。
成長ホルモン
髪が育つためには、成長ホルモンも欠かせません。
成長ホルモンは、運動と睡眠で分泌を促す事が出来ます。
日常の軽い運動でもOK。
普段より少し多めに歩く、エスカレーターを使わず階段を上るなどでも十分です。
良質な睡眠をとれる様に下記の事に気を付けてみましょう。
- 就寝直前のアルコールは避ける
- スマホやテレビ等は、就寝前は避ける
- 規則正しい時間に眠る
髪を育てるケア
綺麗に生えた髪を、次は育てる。
次に、必要なのは「髪を育てる」ケアです。
日常で気を付けたいのが、保湿と紫外線対策です。
お肌のケアでは当たり前のように行っている事ですが、髪まで気を付けている人はまだまだ少数派。
でも、お肌と違って髪は一度傷つくと、自分の力で治ることはできません。
しかも一度生えると寿命は6年もあるので、より一層ケアをするべきです。
保湿
髪がパサパサして傷んでいると感じたことはありますか?
乾燥するという事は、キューティクルが剥がれ傷んでいる証拠です。
痛むと髪の中の水分を守れなくなり、乾燥してしまうのです。
- 髪をごしごし洗わない、拭かない
- 髪は濡れたまま放置せず、優しく拭いてドライヤーで乾かす
- エアコンに当たりすぎない
- 週に一度はヘアケアトリートメントを使う
以上の事に気を付けて下さいね。
紫外線対策
紫外線が髪に当たると、髪のたんぱく質を傷つけます。
傷ついた髪は乾燥しやすく、切れやすくなるのです。
日傘をさし、髪に使える日焼け止めも利用してみてください。
以上、「生やす」と「育てる」の2つのケアを行う事できれいな髪を生やし、ハリとコシのある髪を育てることができますよ。
自分の髪の毛だけでなく、大切な子供達の艶髪もいつまでも守ってあげたいですね。

株式会社ファイティ代表取締役 伊沢 由美
ミセスモデル、講師、発酵ジュニアマエストロなど。
元国際線CA。10年間の専業主婦を経て、株式会社ファイティを設立。
現在、ミセスモデル、各種セミナー講師、イベントプロデュース、商品開発やPR・プロモーション業務で大忙しの2児のママ。