歯の大切さを子供の時から教えてあげる事も愛情!
虫歯っていつから?
虫歯っていつからできるのだろう?って思ったことないですか?もちろん、歯が無ければ虫歯にはなりませんが。。。
では、歯はいつ頃から生えてくるのでしようか?平均的には生後6カ月頃からです。
しかし、個人差があり、早い子は4カ月位から生え始める子もいます。逆に遅い子は1歳頃まで生えてこない子もいたり様々です。
一般的に2歳半で乳歯が生えそろうと言われています。この頃から虫歯になり始める事が多いようです。
3歳を過ぎると虫歯罹患率(虫歯にかかる率)が急速に上がります。
これは、この頃、今までダラダラと滴り落ちていた唾液の量も減少することと、いろいろな食べ物を食べ始める事とも関係してくると思われます。
生えたての歯は幼弱で歯質も弱く、酸に溶けやすい為虫歯になりやすいのです。
虫歯になりやすい部位は奥歯の噛む面の溝、前歯の唇側に多くみられます。
そのあたりを意識して歯磨きするようにしましょう!
歯並び
また、乳歯の歯並びですが、最近のお子さんは乳歯が隙間なく並んでいたり、あるいは乳歯の段階で入り乱れていたりすることが多いように思います。
昔はほとんどすきっ歯だったようにおもいませんか?
永久歯は、乳歯より大きいので隙間が無ければ綺麗に並びません。
すでに乳歯で歯並びが良いと永久歯が並ぶスペースがなく歯並びが悪くなる可能性大です。が、顎の成長スピードによりうまく並んでくれることもあるので一概には言えません。
これも永久歯の生える時期を上手く予想して早めに乳歯を抜歯し、永久歯の生える位置を誘導してあげることも重要です。
歯の大切さを子供の時から教えてあげる事も愛情!
そのためには、小さい頃からかかりつけの歯医者さんを持ち、歯科医院でレントゲンを撮ってもらい定期的な受診が大切になります。
そして、子供の頃から歯医者さんは怖い所ではないと言う事を教えてあげるのも子供にとって良い事ですね。
子供の虫歯は、親のせいと言ってしまってもよい位、親の責任だと思います。
大切なお子さんの歯を守ってあげて下さいね。
私は、毎年保育園の歯科検診を担当しています。いつも感じる事は、3歳になると虫歯が多くなるなぁと。
そして、最近は保育園児の歯肉炎が多い事に驚きです。歯石もついてるし。。。
歯肉炎がひどくなれば歯周炎に移行します。歯周病は成人に限った病気ではないと言うことを頭において下さいね。
コーラを毎日与えている子供の虫歯の状態です。
6歳児クラスで次から小学生になる男児です。
何十年と歯を使って食事をするのですから、歯の大切さを子供の時から教えてあげる事も愛情ではないでしょうか?!
むらたデンタルクリニック院長 村田雄子
歯学博士。
原著 ヒト慢性根尖性歯周病のbasic fibroblast growth factorとそのreceptor
モットー 明るく笑顔で!
現在、En女医会関西会(Facebookで「女医会」と検索)にて、ボランティアなど社会貢献活動を積極的に展開中。
デコ歯ブラシを企画制作し、売上を震災復興基金に全額寄付しています。ご協力お願いします。