女性としての体を、興味深く楽しんで
月経・生理
女の子に生まれたからには「月経・生理」というものは、避けて通れませんね。
『月経・生理』というと、「しんどい」「つらい」「面倒くさい」「くさい」「汚い」という、マイナスのイメージを持ってる方がほとんどなのではないでしょうか?
昔、私たちのおばあちゃんのお母さん(おばあちゃんかも?)の世代位になるでしょうか?
着物を着て、生活していた時代、今のような便利な「ナプキン」「ショーツ」というものはなく、「おこし」と呼ばれる布が下着でした。
ということは、その時代の女性は「月経・生理」のときは、どうしてたんでしょう?
その時代の女性は「おしっこ」のように、月経血をためて、トイレで排出していました。
体の中に、月経血をためておくには、貯めておける、柔らかな子宮や体内が必要です。
今の女性は、便利な紙ナプキンというものがあるので、垂れ流し状態でも、『紙ナプキン』が受け止めてくれるので、昔の女性が持っていた貯めておく体を作る能力をなくしてしまいました。
女性らしいやわらかさ
シャンとした姿勢で、キビキビとでも、女性らしいゆったりとやわらかさを持って、生活をすることを忘れ、男性と同じように働くのに、女性として使うべき部分は使わず、使わなくてもいい部分を酷使して、子宮や卵巣などまでもが凝り固まって疲れきってしまってる方が多く見受けられます。
私は、『月経血コントロールヨガ』をお伝えさせていただいているのですが、体を軽く動かしながら、必要のないからだの力みやコリを緩め、必要な所を強化して、昔の女性が持っていた能力が復活してきます。
必要のない力が抜けるだけでも、心も軽くなり、生理痛やPMSの症状まで軽くなる方もたくさんいらっしゃいます。
今、ママ(若い女性)にも見られる「尿漏れ」にも、有効なんですよ♪
緩んだ体を作りましょう!しかもちょっとしたことで!
まず、行っていただきたいのは、ゆったりと緩んだ体を作る。ということです。
毎日のお風呂上りでいいので、足の指を小指から1本ずつ、爪の横をつまんで揉んでみる。
引っ張ってまわしてみる。
足指じゃんけんを早く動かしてみる。
ふくらはぎ、ふともも、お尻のお肉を、片方ずつしっかり揺らしてみてください。
足先が緩んでくれば、自然と全身も緩んできます。
会陰を引き上げる意識を持って
肩と太ももの前が硬くならない姿勢で立つ、歩く。
これだけでとっても、女性らしい歩き方になります。
会陰と呼ばれる部分、肛門の5ミリ位前にあたる部分です。
分かりにくい方は、お風呂に入った時にでも、実際に触って頂くと、感覚が掴みやすいと思います。
お腹とお尻を柔らかく緩めた状態で、この部分を体内に引き上げます。
おしっこをガマンするのではなく、出してる途中に止めるように、使っていただくと、うまく引き上げる事が出来るとおもいます。
会陰の引き上げが、うまく出来る様になったら、尿道、膣、肛門と、順番に締めたり、緩めたりする運動もしてみて下さい。
これは、産婦人科のお医者様もオススメの運動です。
月経血コントロールだけでなく、尿もれや、内臓が下がってきたり、子宮脱の予防にも効果が期待できます。
骨盤底筋群は、女性として、とても大切な筋肉ですね。
膣口は、女性にだけしか意識できないものですので、この部分を意識すると、女性らしい雰囲気(フェロモン) が出るといわれています。
月経血コントロールの、具体的な方法は、別の機会に書かせていただくことにして、
まずは、女性としての体を、興味深く楽しんでみてください。
ヨガ、ピラティスインストラクター 岩崎 小夜子
大阪市内、神戸のフィットネスクラブやスタジオでレッスンしています。
21歳~15歳の3男1女の母。
子供を産み終えて、体型を戻すためにヨガやピラティスをはじめました。