今回ご紹介する絵本は、大人気絵本作家のヨシタケシンスケさんの2020年の夏に発行された、子供だけでなく大人の方にもぜひ読んでほしい、読者の心を掴むこと間違いなしの1冊です！！

いきなりですが、この絵本は本当にシンプルな内容になっております。
たとえば、タイトルと同じですが「あつかったら　ぬげばいい」や「どうしてもかってほしかったら　いいこのフリをすればいい」など「〇〇たら　〇〇いい」の繰り返しの文章の内容になっております。

だけど、どれも本当に心に響く言葉ばかりなのです。私が特に印象に残った言葉は、「なにもかもどうでもよくなっちゃったら　コンビニでバカみたいにかいものすればいい」です。

最近新型ウイルスの影響で生活環境がとても変わってしまいました。ずっとマスク生活のため肌が荒れたり、予定も変更ばかりで気軽に人と会えなくなったりなどと嫌なことばかりが続きしんどいなぁと思う事が日々続いております。
そんな気持ちのまま、この絵本のこのページをふと読んで思わず笑ってしまいました。いつまでも辛い気持ちのままだとしんどいので、そういう嫌な事を一度パッと忘れて、何も気にせず自分がウキウキするような楽しいと思える事をすれば、きっとしんどい気持ちも少しは減っていくのだろうなと思いました。

コンビニで買い物といえば、お菓子やおにぎりなどを１～２個本当に必要な分しか買わないので、今度お金とか気にせず好きなだけ買ってみようかなと思いました。これで、私の中の楽しみがひとつ増えました（笑）

そしてそして！！この絵本は、なんと毎年恒例となっているＭＯＥ絵本屋さん大賞の今年度の1位を取ったのです！全国の児童書を担当に持つ書店員さんの心をがっつり掴んだのですね！！ちなみに私もこの作品に１票いれました（笑）

ヨシタケシンスケさんといえば独特の発想力でたくさんの人の心を掴む絵本ばかり。
そして実は、絵本デビュー作の「りんごかもしれない」が発行された時と「ふまんがあります」が発行された時に２度も子ども館に来られたのです！！

その時にサインや写真も撮ってもらいました。デビュー作からずっと応援しておりましたので、人気絵本作家になられて本当にこっちまで嬉しいです。これからも陰ながら応援したいと思っております！！（笑）

シンプルな内容なのになぜか心を掴まれ、そして読んだ後はなんだかほっこりしてしまう。読書の心を緩めてくれる素敵な絵本です。

以上子ども館宗像でした。新型ウイルスに負けないで、身体に気をつけながら元気に過ごしましょうね♪