とんでもない

絵本の内容
ぼくはサイのかたい皮がうらやましい、でもサイはウサギがうらやましくて…。
動物たちにもいろいろ悩みがあるの?
ぼくはどこにでもいる普通の子、ぼくにしかできないことやすごいところなんて、そんなのひとつもみつからない…。
サイはいいなあ。鎧のようなかっこいい皮がうらやましいと男の子は思っています。
サイからすると、鎧のような立派な皮がうらやましいって?とんでもない!
重たくて歩きまわる為にはたくさん食べないといけないし、鎧の為に食べているようなもので、ぼくの為に鎧があるのか?鎧の為にぼくがいるのか?分からなくなるようで。
そしてサイもまた、うさぎみたいにぴょんぴょん跳ねまわってみたいとうさぎをうらやましく思っています。うさぎもぴょんぴょん跳ねまわれていいねって?とんでもない!
昼寝していた時に、どんぐりが落ちてきて、びっくりして飛び跳ねてしまって、池にはまってしまったそうで、ぴょんぴょんなんてうんざりだそう。
そしてまたうさぎも、大きな体でゆったり泳ぐクジラだったらよかったのにとクジラをうらやましく思っています。
クジラも大きな体でゆったり泳いでみたい?やめたほうがいいよ。とんでもない!
海の中には、大きさを比べるものが、なにもないので自分が大きいのか分からないし、泳いでいるのか、止まっているのかさえわからないそうです。どうせ大きいんだったら陸の上でいろんなものを見下ろせるキリンを、クジラはうらやましく思っています。
そんなキリンは空を飛べる鳥を、鳥は強いライオンを、うらやましく思っています。
強くてうらやましく思われているライオンはいったい誰をうらやましく思っているのでしょう…?
この『とんでもない』のあとに『なんでもない』が出版されています。
こちらは自分がいかに恵まれているか力説する動物たちの自信に満ちあふれた表情がみどころで、なんだかつられて自信が湧いてくるような、真逆なかんじの作品で動物から動物へ「なんでもない」が楽しくリレーされていき「人にあれこれいわれても気にしない。
自分のことは、自分がいちばんよくわかっているんだもん!」と元気になれるお話です。
みんなそれぞれ人には分からない悩みや苦労があるということを、ユニークで遊び心がつまった迫力のあるイラストでなんともいえない哀愁の漂った動物たちが描かれています。
最後のページに絵さがしのおまけがあったり、裏表紙のイラストで動物たちの日常の姿が描かれていて読んだあとも楽しめる絵本になっています。以上、子ども館万波でした。
サイはいいなあ。鎧のようなかっこいい皮がうらやましいと男の子は思っています。
サイからすると、鎧のような立派な皮がうらやましいって?とんでもない!

重たくて歩きまわる為にはたくさん食べないといけないし、鎧の為に食べているようなもので、ぼくの為に鎧があるのか?鎧の為にぼくがいるのか?分からなくなるようで。
そしてサイもまた、うさぎみたいにぴょんぴょん跳ねまわってみたいとうさぎをうらやましく思っています。うさぎもぴょんぴょん跳ねまわれていいねって?とんでもない!
昼寝していた時に、どんぐりが落ちてきて、びっくりして飛び跳ねてしまって、池にはまってしまったそうで、ぴょんぴょんなんてうんざりだそう。
そしてまたうさぎも、大きな体でゆったり泳ぐクジラだったらよかったのにとクジラをうらやましく思っています。
クジラも大きな体でゆったり泳いでみたい?やめたほうがいいよ。とんでもない!
海の中には、大きさを比べるものが、なにもないので自分が大きいのか分からないし、泳いでいるのか、止まっているのかさえわからないそうです。どうせ大きいんだったら陸の上でいろんなものを見下ろせるキリンを、クジラはうらやましく思っています。
そんなキリンは空を飛べる鳥を、鳥は強いライオンを、うらやましく思っています。
強くてうらやましく思われているライオンはいったい誰をうらやましく思っているのでしょう…?
この『とんでもない』のあとに『なんでもない』が出版されています。
こちらは自分がいかに恵まれているか力説する動物たちの自信に満ちあふれた表情がみどころで、なんだかつられて自信が湧いてくるような、真逆なかんじの作品で動物から動物へ「なんでもない」が楽しくリレーされていき「人にあれこれいわれても気にしない。
自分のことは、自分がいちばんよくわかっているんだもん!」と元気になれるお話です。
みんなそれぞれ人には分からない悩みや苦労があるということを、ユニークで遊び心がつまった迫力のあるイラストでなんともいえない哀愁の漂った動物たちが描かれています。
最後のページに絵さがしのおまけがあったり、裏表紙のイラストで動物たちの日常の姿が描かれていて読んだあとも楽しめる絵本になっています。以上、子ども館万波でした。
