雑穀米のススメ

社会人になった頃から、実家の母が家族に少しでも体の糧になるものを、と黒米を混ぜたご飯を出してくれていました。
この習慣をそのまま引き継ぎ、結婚し、家族を持って、私を含め家族みんなが健康で過ごせるよう、玄米と黒米を混ぜたご飯を出しています。

ほかのママたちも家族の健康を願って食事に工夫をされているかと思います。
『どうすればバランスのよい食事ができるんだろう？』と思われるママも少なくないと思い、手軽に始められる玄米、雑穀米をテーマにあげてみました。

玄米・雑穀米

では白米、玄米、雑穀米の栄養価とはどんなものでしょうか？
すごーく簡単にご説明します。

白米：玄米からヌカと胚芽を削り取り、胚乳（はいにゅう）だけになったものが白米。
玄米より栄養は劣りますが、消化がよく、胃腸を穏やかに保つのが特徴。体内への吸収率が高いので少量でも栄養をつけることが可能です。

玄米：玄米は茶色いもみ殻を取り除いたもので、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。

雑穀米：白米に玄米、粟、ひえ、きび、ハトムギ、大麦、黒米、赤米、アマランサス、キノアなど数種類の雑穀を混ぜて炊くご飯のことです。食物繊維やたんぱく質、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。

玄米や雑穀米はダイエットに効果的？と考えがちですが、実は白米、玄米、雑穀米ともカロリーはそれほど差はありません。
ですが、玄米や雑穀米は食物繊維が多く、腸のお掃除をしてくれますし、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も多く含まれているのでダイエット中に不足しがちな栄養素を補うことができます。

また、白米に比べると噛み応えがあるため、よく噛んで食べるため満腹中枢が刺激され、少しの量でも満腹感が得られることで結果的にダイエット効果になっているのかもしれません。
玄米や雑穀米はよく噛んで食べることで甘味が増し、おいしく食べることが出来ますよ。

調理と小さいお子様への対応

玄米や雑穀米は調理が難しいと思う方がいるかもしれませんが、最近の炊飯器は玄米や雑穀米の炊飯モードがあったり、白米に混ぜて簡単に炊飯できる玄米、雑穀米も店頭に並んでいたりと、手軽に取り入れることができます。

我が家では白米１合に玄米を大さじ3、黒米大さじ2くらいを混ぜて水を1.5合弱の線まで入れて炊飯しています。
もちもちしたご飯が炊き上がり、黒米を噛んだ時のプチプチとした食感と甘味が私はたまらなく好きです。

小さなお子さんには玄米や雑穀米は消化不良をおこすのでは？と心配になるかと思います。
歯が生え揃ってしっかり噛む事ができるようになってから玄米、雑穀米を少しずつ食べさせてあげても良いかもしれません。
初めて食べるときは白米に少しずつ加えて、やわらかめに炊いて食べさせてあげてくださいね。
我が家も前歯が２本しか生えていない１歳の娘にはまだ白米だけを食べさせています。

私たちの体を作ってくれる食事に毎日ではなくても週に１回でも玄米や雑穀米を加えて栄養補給をしてみてくださいね。

ママへのメッセージ

私はたまたま栄養士資格を取っているだけで、知識が豊富なわけでもないので大きい事はお伝えできないですが、「子供に健康で元気に育ってほしい」という思いは子供を持つママみんなが思っていることではないかと思います。
食事にも人一倍気を遣い、気を遣いすぎてどうしたらいいのかわからなくなることも多いと思います。
私も離乳食を始めた頃は色々と考えすぎて何を作ったらいいんだろう、これでいいのか？などとモヤモヤと過ごしていましたが、子供が大きな口を開けてパクッとスプーンをくわえてくれたらそれだけで嬉しくて幸せになりました。

食事作りは毎日のことです。
少しでも気楽に考えて、今日はお肉が多いなぁと思えばサラダを１品加えてみたり、お味噌汁に野菜をプラスしてみたりと少しの工夫で大丈夫ですよ。
私は楽しく食事をすることが一番だと思います。
悩みすぎず、気楽に！！