この鉢植えは日影に、サボテンには水はちょっぴり、
と自分なりに愛情をもってせっせとお世話するトミーはとってもやさしい！
でもそれだけじゃダメみたい。。。

そんな彼を見て、毎日仕事に追われてくたびれているお父さんはイライラ。
小さい頃の私なら、「なんでわかってくれないのー？？」
と大人に腹を立てているかもしれません。

一生懸命やっていることを、ましてや一番味方のはずの家族から
「こんなくだらないもの」なんて言われるのですから。


すっかりジャングルのようになった家の中で見るテレビや、
まるで森のなかの湖のようなお風呂は夢のようで楽しそうすぎます！
考えるだけでわくわく…☆
そんな体験をできるなんて、みんなのために尽くしたトミーだからですよね。

ぶつくさ言いつつも実はジャングルを気に入っていたお父さんがそうだったように、
ほっと一息ついたときにこそ素直になれるようです。

忙しい時期が過ぎてふとした時にこそ、
ずっとそばにあった幸せに気づくことができるのですから。

その時その時を大切にしようと思える一冊です。

大切な人と大切な時間を、そう思える一冊です。


今回、本をご紹介させていただいたのは、
子ども館の佐々木でした。