緑黄色野菜の代表。美味しい『かぼちゃ』は栄養満点
かぼちゃ
甘くて、ホクホクして「チン!」とレンジしてそのまま食べても、手を加えてお料理しても、お菓子になっても美味しいそんな、かぼちゃの栄養のお話です。
老化防止に美容に更年期まで!
見た目の色からもわかるように、緑黄色
野菜の代表です。
かぼちゃに多く含まれる栄養素で代表的
なものはβカロチン、食物繊維、ビタミ
ンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミン
E などがあります。
代表的な栄養素の効果について説明します。
緑黄色野菜に多く含まれる「βカロチン」
βカロチンには、細胞の老化を防ぐ働きがあります。
ガン予防にも効果があると言われています。
あと、βカロチンは、免疫力を高めてくれます。
風邪予防や、皮膚、粘膜などを健康に保つ働きがあります。
βカロチンは実よりも皮やわたの部分に多く含まれているので、できるだけ一緒に調理することをおすすめします。
女性に嬉しい「食物繊維」も豊富
便秘やダイエット、虫歯、生活習慣病などに効くと言われ、大きな健康効果が期待できます。
この食物繊維もβカロチンと同じようにカボチャの皮の部分に多くあるので、皮ごと食べるといいですね。
美肌効果、風邪の予防で知られている「ビタミンC」もたっぷり
キレイな肌でいるために必要なコラーゲン生成に欠かせない成分ですね。
また、万病のもとと言われる風邪の予防に効果的ということで、そこから発症するいろんな病気予防にも有効です。
老化防止に効果がある「ビタミンE」
「ビタミンE」も、老化防止に効果があり、シミやシワをできにくくする働きがあります。
更年期の症状を緩和する働きや、血行不良を改善し、冷え性に効果的です。
シミ、シワが気になったり、冷え性に悩む女性におすすめです。
疲労回復、イライラ対策も
みなさんの中には日頃の溜まった疲れがなかなか抜けないという人も多いのではないでしょうか?
その疲労回復に効果を発揮するのが「ビタミンB1!」
ビタミンB1は糖分がエネルギーに変わるときに酵素のサポートをします。
なので、ビタミンB1不足はエネルギー不足につながります。
そうなると、まず最初にイライラや怒りっぽくなるなどの精神的な症状があらわれます。
日本人の食生活ではこの栄養素が不足しがちなのです。
ビタミンB1たっぷりのカボチャを食べて心の安定を保ちたいですね。
ビタミンB1は、熱に弱く、水にも溶けやすい栄養素。
ビタミンB1を摂りたいなら、電子レンジでの調理がいいそうです。
「ビタミンB2」は、健康な皮膚、髪、爪を作るのに必要な栄養素です。
また、ビタミンB2が不足すると、粘膜に症状が出ます。
口内炎、口角炎がよくできたり、目がよく充血するという人は、ビタミンB2が不足しているかもしれませんよ。
こんなところにも栄養が
かぼちゃは、種にも栄養分がたくさんあります。
高タンパク、高エネルギー、さらにミネラルやビタミン類も豊富に含まれています。このため、低血圧症や貧血の人にピッタリな食材です。
こんな栄養豊富な種を捨ててしまうのはもったいない!
ちょっとしたおやつやおつまみに変身させましょう。
水できれいに洗って天日干しにします。
よく乾燥したらフライパンで表面に焦げ目がつくまで炒ります。
お好みで塩をふって、召し上がれ!!
かぼちゃの栄養について書いてみると、こんなにも栄養満点な野菜だったんだ!と、再確認できました。
私はもともとかぼちゃが好きですが、さらに大好きになりました。
皆さんもお子さん、旦那さまと家族みんなでかぼちゃを食べて元気に過ごしてくださいね!!
管理栄養士 山内 香
大学卒業後、管理栄養士資格を取得。
食品メーカーや大手流通会社で食品の品質管理部門を経験後、現在は治験コーディネーターとして新薬開発のため病院勤務。女の子のママ。子育て・仕事に奮闘中。