一日一善、“親切”を趣味にしましょう
一日一善
一日一善、この言葉をご存知の方は多いと思いますが、実際に実践している方は少ないのではないでしょうか。
人に親切にする! ボランティアをする!というと「簡単なことではない」「時間も必要」などと一歩踏み出せない方も多いでしょう。
実際に、大きなことをするには勇気もいりますし、エネルギーも必要です。
いきなり海外の発展途上国や戦地に赴き、恵まれない人々の為の奉仕活動をしようと思っても現実的ではありませんよね。
どこかに出向き、食事を作ったり掃除をしたりと、何かをすることだけが親切やボランティアでしょうか?
決してそうではありません。
- 道に落ちていたゴミを拾う。
- ご老人に席を譲る。
- お墓参りに行く。
- 曇った洗面台の鏡をふく。
- コンビニのレジ横にある募金箱に募金する。
- 落ち込んでいる人を励ます。
- 困っている人に声をかける。
等など、ほんの小さなことで良いのです。
たとえ小さな善でも毎日一つずつ積み重ねていけば、しっかりとあなたの心に残り、あなたを美しい人へと成長させます。
今日できることは何?
ちょっとした意識から、できることはあなたの周りにたくさんあります。
今日のあなたには何ができますか?
自分は家族に対して、また社会に対してどのようないいことができるか考えてみてください。
絶えず家族をはじめ周りの人やモノ、社会に意識を向けることが重要です。
これがあなたの一生の財産となる内面の美しさです。
現代社会ではこれらを意識しないで暮らしていると、自分の権利だけを声高々に主張する自己中心的な人間になってしまいます。
見返りは求めない
人は親切をためらうとき、自分に言い訳をするものです。
席を譲っても、下手に譲ったら年寄扱いしたといって怒られるのではないか、募金しても有効に使われるかどうかわからない、等など。
言い訳をしたらきりがありませんよね。
自分の親切が確実に相手が喜ぶかどうかを考えていたら何も出来なくなります。
親切とは、見返りを求めません!
すること自体に意味があることを忘れないでください。
あなたが親切を実践した後のことは相手に任せるしかないのです。
もし、席を譲って相手が年寄扱いしたと怒っても気にしなくて良いのです。
“席を譲られるべき年寄”に見えた相手が悪いのです(笑)
こうしたら相手は嬉しいのではないか!
自分がしてもらえたら嬉しい!
という親切が浮かんだら、あとは実行するのみです。
こんな時は自己中心的でいいのです。
親切を趣味に
やさしい心を持っているのに、実行してこなかったあなた。
一歩踏み出して、一日一善、あなたの優しさを見える形にしてください。
心で思うだけでは駄目です。
マナーとは、“思いやる心が見える化”されることです。
是非、あなたの趣味に親切を加えて気軽に実践してください。
周りの人の心も温かくなり、同時にあなたの内面を豊かに美しくします。
プレシャス・フィニッシングスクール マナー講師 植木 典子
もっと日本の女性は綺麗になれるはず!という思いのもとプレシャス・フィニッシングスクールをされています。これはエレガントな女性に必要な立ち振る舞い、所作そしてマナーを学ぶスクールです。