アロマオイル(エッセンシャルオイル)の選び方
主役はアロマオイル
アロマテラピーの主役、それはアロマオイル(エッセンシャルオイル、精油)。
原料は植物です。
かつて香料には動物性のものもありました。
耳にされたことがあるかと思いますが、ムスクやアンバーグリスなんかがそれ。
アロマテラピーは植物だけを使うセラピーなので、動物性のものはNGです。
アロマテラピーを楽しむにはアロマオイルがなくてはなりません。
今回はアロマオイルの選び方をお教えします。
ホンモノのアロマオイルを手に入れましょう
アロマテラピー専門ショップであれば心配はありませんが、雑貨屋さんや、その他いろいろなものが置いてある店で香りのある液体を見つけた場合、ホンモノのアロマオイルかどうか見分ける必要があります。 以下の3つのポイントを参考にして下さい。
Point 1:色つきボトルに入っている
アロマオイルは色のついた瓶に入っています。
これは紫外線でアロマオイルが劣化するのを防止するため。
茶色、青色、緑色などが多いです。
ということで透明瓶は好ましくありません。
Point 2:大きさとお値段
アロマオイルは大きなサイズではなく、1mlから5ml、やや大きくて10mlぐらいのサイズで販売されています。
植物のエッセンスなので大量には採取できない貴重なもの。
そして値段は種類によってばらつきがあります。
例えば5mlサイズで千円のものもあれば同じサイズで2万円するものもあるぐらい、違いがあります。
Point 3:香料には天然と人工がある
アロマオイルは100%天然の香りです。
その証拠として【学名】がボトルに書かれています。
【学名】とはアルファベットで書かれた植物の名前です。
例えば「ローズの香り」と書かれていた場合、「天然のローズオイル」か「合成されたローズみたいな香り」かを見分けることができません。
アロマテラピー用として販売されているものであればたいてい学名、ローズの場合なら【Rosa centifolia】とか【Rosa damascen】などと書かれています。
ちなみに『フレグランスオイル』とか『ポプリオイル』と書かれている場合は人工的に合成された香料ですので、アロマテラピーでは用いません。
これらの条件を満たせば、ほぼ間違いなくアロマオイルを手に入れることができます。
アロマオイルの保管方法
手に入れたアロマオイルを保管する場所やコツをお教えします。
- 熱、水気を避ける
アロマオイルは熱や水に触れると酸化し、劣化します。
酸化すると香りも変質してしまい、本来の香りとは違ったものになります。
チェックするためにも開封したての香りを覚えておきましょう!
瓶が倒れないようなケースに入れて、熱、水気を避けた場所に置いておきます。
キッチンやバスルームなどは高温多湿になる場所なので、もっとも避けたい場所といえます。 - ふたをすぐに閉める
香りを試したら、ふたはすぐに閉めましょう。
アロマオイルは酸素に触れると酸化します。
劣化を早めてしまうので気を付けましょう。 - 子ども、ペットの手の届かない場所に置く
アロマオイルが肌に直接ついてしまったり、誤って飲んでしまったりすることがないよう、ポーチや専用ケースに入れて小さな子どもの手の届かないところに保管してください。
アロマ心理学のル・クール主任講師、アロマセラピスト 中野 智美
アロマテラピー講師として多くの資格取得者を輩出。また『with』『オレンジページ』など雑誌での記事執筆、監修多数。2001年からAllAboutアロマテラピーガイド。
アロマセラピストとしての専門は摂食障害者をはじめとしたメンタルケアが必要なクライアントとマタニティ。香りに包まれた授業とセラピーの毎日です!著書『U-CANのアロマテラピー検定1級・2級速習レッスン』趣味はワインとピアノ。