ばけものづかい
絵本の内容
むかしむかし、とっても人使いのあらいおじいさんが引っ越しをすることに。ところが、おじいさんが引っ越した家はなんと、ばけものが出るという評判の家で…?
今年もやってきました!暑い夏!
夏はひんやり怖い話で涼んでみては…?というわけで、今回ご紹介するのはたくさんのおばけが出てくる「ばけものつかい」。
とっても人使いのあらいおじいさんが引っ越しをすることに。だけどその家はばけものが出てくる幽霊屋敷だったんです!
お手伝いの「ごんすけ」は、人使いが荒い上にばけものまで出るなんて耐えられない!と家を出て行ってしまいます。
その日の夜、おじいさんが家で一人過ごしていると…どこからか風がふいてきて…ぞくぞくぞく~っとなんだか寒気が…。
するとさっきまではいなかった場所に女の人が…そして次から次へとばけものが…!!
でもあれあれ?このおじいさん、たとえばけものでも容赦ない!!
ろくろっくびにはお裁縫、一つ目小僧は肩たたき、火の玉は風呂を沸かして…っておじいさん、怖がるどころか反対にこき使いまくり!ばけものづかいが荒い荒い!(笑)
怖くなるどころかクスクス笑えちゃうこの怖い本は、あの大人気作家せなけいこさんの「おばけえほん」シリーズの第一作目。
せなけいこさんは1970年、「いやだいやだの絵本」でサンケイ児童文学賞を受賞。
以来、「あーんあーん」「ねないこだれだ」「おばけのてんぷら」など、長年にわたって幅広い層から支持される絵本を生み出されています。夫は、落語家の6代目柳亭燕路さんで、夫婦ともにご活躍されています。
今でこそ、有名なせなけいこさんですが、絵本作家になるまでの道のりは決して楽なものではなかったそう。親に反対されながら、童画家の武井武雄先生に弟子入りをし、銀行に勤めながら作品作りに没頭していたそうです。
最初の絵本はご自分の息子さんに作ってあげたもので、出版されるとは思っていなかったとか。その作品が出版社の目にとまり、晴れて出版されることになったということです。
当時の出版社さん、良いお仕事しましたね!
貼り絵のかわいらしい絵柄からは想像できないちょっぴりホラーな作品から、絵柄通りのかわいらしい作品まで数多くの作品の中から私がこの一冊を選んだのは、困ってる「からかさおばけ」がかわいいから!(笑)
もちろんお話もとってもユーモラスでおもしろいんですよ。ぜひぜひ読んでみて下さい。
以上、子ども館萩原でした。
☆☆☆ 子ども館イベント情報 ☆☆☆
★おさんぽサロン
8月はお休みです。
次回は9/9(水)11:00~12:00です
お待ちしてます!
★おはなし会
8/22(土) 15:00~15:30
テーマに添った絵本の読み聞かせや手遊びをします。
※申込不要 ※参加費無料 ※対象:どなたでも
★日本朗読検定協会 おはなし玉手箱
8/23(日)1回目 14:00~14:30
2回目 15:00~15:30
(1回目と2回目の内容は異なります。)
手あそび、紙芝居、大型絵本・・・等もします。
こども達の感性を育み、たくさんの夢とファンタジーをプレゼントしようとおはなし玉手箱を開催します!さあ、今月は玉手箱からどんなお話がとび出すでしょうか?お楽しみに…☆
※申込不要 ※参加費無料 ※対象:どなたでも