そうめんの寒天寄せ
こんにちは、食育マイスターのまつもとゆみこです。
じめじめとした毎日が続きますね。
冬の間は、夏の暑さが待ち遠しいものでしたが、いざ暑くなると、冬の寒さが恋しくなってしまいます…
でもこうやって暑さ寒さどちらも感じられるのが、日本にいる特権!
今年の夏もお出かけしたりおいしいものを食べて、夏を満喫したいものです♪
夏の行事の一つといえば、七夕。
願い事を書いた短冊や飾りを笹につるして、星にお祈りをする…という、
今月はその七夕と、今月のレシピにも使われている“そうめん”のお話をしたいと思います。
そうめんのルーツは、中国の索餅(さくべい)という小麦粉に料理だと言われています。
実はそうめんは、1000年も前から七夕の行事食として食べられていました。天の川や織姫の織り糸に見立てるということに由来しているそうです。
また、色つきそうめんも見かけます。これはもともと陰陽五行説に由来する、厄除けの意味が込められています。本来は青・赤・黄・白・黒の5色をお供えしていましたが、いずれかを用いることが多くなりました。
暑さで食欲が減退するこれからの時期に活躍する食材ですが、ちょっとロマンチックな気分で、空を眺めながらそうめんを食べるものいいかもしれませんね。
cotomogu まつもとゆみこ
そうめんの寒天寄せ
涼しげなそうめんで寒天寄せを。星や天の川をイメージしたお料理で七夕気分を盛り上げましょう。
材料(4個分)
- そうめん・・・・25g
- 粉寒天・・・・2g
- 白だし・・・適量
- 魚肉ソーセージ・・・10cm程度
- 焼き海苔・・・適量
- オクラ・・・2本
- ニンジン・・・3cm程度
- 黄色パプリカ・・・少々
作り方
1 そうめんは茹でておく。ニンジンは星型に抜いて茹でる。オクラは茹でてから輪切りにする。パプリカは粗くみじん切りにする。 | 2 魚肉ソーセージを5mm厚さに輪切りし、海苔で髪の毛や顔をつけて織姫と彦星をつくる。 |
3 白だしを規定の分量で水でのばして200ccのだし汁をつくり、粉寒天を加えてよく混ぜながら3分程度加熱してよく溶かす。 | 4 プリンカップ等に薄く③の寒天液を入れて固める(織姫と彦星の海苔が容器にくっついてしまわないように)。 |
5 ②の織姫と彦星をカップに並べる(底側に顔の表が来るように)。 | 6 ①の野菜類とそうめんをカップに分け入れる。 |
7 ③の寒天液を流し込み、冷蔵庫で冷やし固める。 | 8 大きな器でまとめて作ってもよい。 |
9 固まったら器から出す。容器の底をお湯に当てると外しやすい。 |
離乳食レシピ
7月の離乳食
「そうめんの寒天寄せ」
今月のレシピは赤ちゃんにも応用できます。
かつおや昆布などお好みのおだしで少し柔らかめに固めます。
家族で同じものをいただける食卓は赤ちゃんにも嬉しいものです。
(冨田美和)
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