卵・小麦粉不使用。米粉の簡単ガレット
こんにちは。
キッチン工房“SOUSOU(ソウソウ)”で菓子製造販売業を運営、食育イベントを主宰しております、フードコーディネーター・食育インストラクターの高橋やよいです。
私が食育に関心を持つようになったのは、我が子が強いアレルギー体質で除去食が必要であったり、極端な食べず嫌いだったのがきっかけでした。専門店で安心安全な食材を取り寄せてみても毎日3食は続かず、さらにおやつや外食の場合には何を食べさせればよいかと神経質に悩んだ時期もありました。しかし、成長するにつれ経験や情報が増えたおかげで、少しずつ落ち着いてきました。
親の心の余裕がなくなればなくなるほど、子供には癒しやつながりが必要なんだと感じています。
●食育の推進には、食生活のバランスと【こ食】の改善が考えられます。【こ食】の「こ」には、「個」「孤」「固」「小」「粉」「子」「濃」を当てはめます。
【個食】 家族が揃っているのに各々が別々の自分の好きなものを食べている事。味の共感が出来ない。好き嫌いが増え、協調性が育たない。
【孤食】 家族が不在でひとりで食事をする事。寂しくて、社会性、協調性が育たない。
【固食】 決まった同じものばかり食べる事。栄養バランスが崩れる。きれやすい。
【小食】 食事の量が少ない事。栄養不足で抵抗力が落ち、無気力になる。
【粉食】 粉類のものばかり食べている事。やわらかいので咀嚼する力が弱くなる。
【子食】 子供だけで食事をし、親が一緒に食卓に座らない事。心身が育たない。
【濃食】 濃い味付けのものを好んで食べる事。塩分・糖分の過剰摂取、味覚障害につながる。
食の細いお子さんでも、きっとお母さんと過ごす時間や一緒に手作りする楽しさには興味を持っています。
お子さんのペースでひとつひとつ声をかけ、季節の野菜に触れたり、作る工程を見ることで、親子の情緒安定と成長につながると思います。また、食材の代用や応用が手軽に出来ればお母さんの作る気持ちも軽くなり、お子さんの食べる楽しみも増えますね。共に、笑顔の食卓作りを願っています。
卵・小麦粉不使用。米粉の簡単ガレット
生地を寝かせる時間が不要なので、忙しい朝でも簡単に焼けます。具材は、栄養価が高くて火の通りの早い食材です。フルーツに変えるとデザートにもなり、ビタミンCが豊富でくせの少ない、スプラウトやベビーリーフを使うとお子様にも食べやすくなります。
材料(約2枚分)
- <生地>
- 米粉・・・50g
- 水・・・50cc
- 牛乳・・・50cc
- (水分が合計100ccになる量)
- オリーブオイル・・・大さじ2
- ※粉1:水分2の比率で増量可能。
- 粉はライ麦・そば粉・大豆粉などに、水分は豆乳に代用可能です!
- しらす・・・大さじ4
- プチトマト・・・2個
- チーズ(溶けるタイプ)・・・50g
- 塩・・・ふたつまみ
- [B]
- お好みの生野菜(スプラウト、ベビーリーフ、紫キャベツ、プチトマト)・・・適量
- 塩・・・少々
作り方
1 ボウルに、牛乳、水、米粉を入れる。 | 2 泡だて器でよく混ぜる。 |
3 フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱する。 おたま一杯分の生地を流し入れて焼く。 | 4 1~2分程焼き、まわりが乾いてきたら、中央にチーズ、しらす、2mm厚さに切ったトマトを乗せる。 生地の上下左右を折り、四角形に成形し、ふたをして1~2分蒸し焼きにする。 |
5 塩を振り、[B]の野菜を乗せる。 |
離乳食レシピ
「揚げない!簡単!野菜チップス」
子供の食生活の見直しに、おやつから摂る栄養バランスも欠かせません。
季節の野菜で作り置きができ、スープや煮込み料理のトッピングにも使えます。
食材が新鮮なうちに作ることで、食材の傷みも防げますよ。
1・お好みの野菜を2mm厚さに切る。塩少々を振る。
2・耐熱皿に重ならないように並べ、そのままレンジ強(600~1000w)で1~2分加熱する。
3・一度取り出し、かりっとするまで1~2分ごと繰り返し加熱する。
※冷めるとさらにかりっとします。
ゆるやかな食卓~自然体ごはんとおやつとちいさな幸せ~
堺市で、キッチンお菓子工房【SOUSOU(そうそう)】フードコーディーネーターをしています。高橋やよいです。
男の子一人、女の子二人の子供がいます。
3人共、味付けや食感の好みはさまざま。
手作りが好きになったのは、アレルギーの子もいるので、素材を生かした自然派の料理やお菓子やパン作りを始めたのがきっかけでした。
今は苦手な食材があっても、代用した献立作りでなんとか克服できます。
無理に食べさせなくても、調理法、栄養成分によって、他で調整できればお母さんも心にゆとりが生まれてきます。
食材に触れて、一緒に料理やお菓子作りを楽しんだり、お子さんに食べる喜びを感じてもらえると、なにげない食卓からしあわせが生まれ てきます。
将来、お子さんの成長に連れ、家族揃って食卓を囲む時間は、あっという間に減っていきます。
決して肩肘はらず、シンプルで簡単でいいんです。 貴重な時間の中で、一食一食の毎日ごはんを楽しみませんか?