家にずっとこもっていると、赤ちゃんの泣き声が耳から離れません。

こんなお母さんでいいのかと、子供に申し訳なく思ってしまいます。
本当は、もっと笑顔で抱っこしたいのに。
育児を楽しみたいのに…
周りのみんなができていること、どうして私はできないの？
私ってどこかおかしいのですか?

私の言うことを全然聞いてくれません。
どうして、こんなに私と気が合わないのでしょうか?

涙でくちゃくちゃだったり、時にはパジャマのまんまだったり…
そんなママたちの話を聞きながら…

この家族に入れば楽しそう！
そんなワクワクした気持ちでやってくる赤ちゃんもいるだろう。

「このママを助けたい」 「この人がもっと成長するためには、僕（私）がいかなきゃ！」って使命感を持ってきてくれることもあるかもしれない。

人に頼ることが苦手で、ついついがんばっちゃう人には 赤ちゃんはあえて「手がかかる、育児が難しい子」を演じて、教えてくれているのかもしれないよ。

「誰か、助けてください」
「ごめん、私一人では無理だから手伝って…」
「起き上がれない私のために（しょっぱいお味噌汁と焦げた目玉焼きだけど）朝ごはん作ってくれてありがとう」

そんな言葉を言った後、赤ちゃんを見てごらん、なんだかほっとして安堵の表情をしているよ。

「ほら、ママ言えたでしょ。もうひとりで抱え込まなくてもいいんだよ。頑張ればできるかもしれないけれど、人にお願いすることってもっと大切」
赤ちゃんがもし話せたら、こんな言葉を言うかもしれない。

赤ちゃんは、あなたのプライドをズタズタにするほど、やんちゃで元気な子供になってやって来てくれるかもしれない。
「あの人、育児のプロなのにね…」やんちゃが過ぎて、もしかしたら陰口をたたかれるかもしれない。

でも、いっぱい悩んでいっぱい泣いて、いろんな人の話を聞いて、いろんな方法試したり失敗したり…
5年もしたら笑い話になる。

私がサポートしてもらうなら 「私は育児のプロよ。私の言うことを聞いていれば100％いい子に育つの！あなたのやり方はダメ」なんて、自信満々の人より、
「私も同じ…辛いよね。いっぱい悩むよね。こんな、へなちょこの私でも大丈夫だったよ！あなたもきっと大丈夫。いい方法、一緒に探そう」 って、辛さをわかってくれるプロがいい。

もし今、子供と二人、閉じこもって泣いている人がいれば…
一歩外に出てみて。

まわりには、こんな経験をした先輩たちがいっぱいいるよ。
そして、あなたからの「助けてほしい」「手伝ってほしい」そんな言葉をきっと待ってる。

「こ～んなに悩ませてくれてる赤ちゃんなんだから、私の5年後はドキドキするほど素敵な人になってるだろうな～」

「いっぱい泣いた分、仕事復帰したら、たぶん前より100倍！人の気持ちの分かる、いい先輩になっちゃうんだろうな～」

「この経験を活かして、みんなを笑顔にする仕事がしてみたい」

「100点満点のお母さんなんて、子供にはいい迷惑でしょ。うちのおかん、どうしようもない。勘弁してほしいわ～。なんて愛情込めてダメ出しされるお母さんになりたいな」

みんなの泣き顔が笑顔に変わる、そんな夢が膨らみますように…