1.労働時間を短く限定した正社員制度を導入

コロワイドやすかいらーくなど外食大手が、労働時間を短く(週20時間など)限定した正社員制度を導入したそうです。

本来、正社員は週に40時間が必要ですが、育児や介護の時間の確保が難しい人に対応しようという動きからです。

・一般の社員から
・バイトから限定社員に転換
・中途採用
に対応できます。

社員のメリットとしては社員になれば
・福利厚生を得られる
・社員しか無理だった店長になれる
・ボーナスが支給される
・働く意欲が高まる
があります。

すかいらーくでは、1日の労働時間を4時間から12時間までの5つの組み合わせに選べる制度を導入。
そのため、組み合わせによっては週休4日にもなりえます。

またサイゼリヤや高島屋では、勤務地を通勤可能な範囲から選べる制度も導入しています。

人材不足が問題になっている昨今ですが、飲食業界は特に深刻化しています。
三大都市圏のファーストフードの時給は過去最高を更新。それでも人材不足はとまりません。

離職を防ぐ。魅力ある働き方を選べる。そんな取組みが始まっています。

皆さんの会社ではいかがですか?
「うちは、サービス業じゃないから」で終わっていませんか?
「そんなイレギュラーな社員に、福利厚生など費用はもったいないよ」なんて思っていませか。

結局、それでどちらが企業の利益に反映されているでしょうか。

人材不足=新しい採用には
・新しい人材募集の広告代
・教育費
・上記にまつわる総務部などの人件費
がかかります。

その上、大問題として、上記の費用をかけてもなお集まらない、またはまた離職してしまうということが考えられます。

育児でも介護でも、また自身の病気など、時間制約のある社員は今後増加してきます。

無理に特別なすごい制度を導入しなくても大丈夫です。
どんな風な対応が会社としてできるのか。まずは、今いる社員の要望を聞いてみるところから始めてみませんか?